水キムチ

このレシピについて

夏に美味しく食べられる韓国の伝統的な発酵食品、
「水キムチ」の作り方です。

通常のキムチのように何ヶ月も熟成させるわけでもありません。
漬け汁に野菜を入れて1日発酵させるだけなので、
ぬか漬けを仕込むよりずっと簡単なんです。

水キムチの素晴らしいところは、乳酸菌の溶け出た汁ごといただけること。
乳酸菌の量はぬか漬けの18倍なんですって!

塩分と一緒にミネラル補給と水分補給の両方ができるので、まさに夏向きの漬物。

ひんやりさっぱり、辛くないキムチなので、
夏バテ気味の体にもすっと入っていきます。

“もりくみこ”
もりくみこ

家族の体は、お母さん、お父さんの作るご飯でできている。「こだわるけど、とらわれない」を基本に、簡単シンプルレシピをお届け。

コツ・ポイント

■米ぬかのパントテン酸で美肌効果・免疫力アップも。
韓国に美肌の女性が多いのは、サムギョプサルやコムタンなど肌の材料になるタンパク質・脂質をしっかり摂ることと、キムチやマッコリなどの発酵食品をたっぷり食べることに関係があるのかもしれませんね。

材料

(作りやすい分量)
・米のとぎ汁…500ml
・粗塩…小さじ2
・きび砂糖(またはハチミツなど好みの甘味料) …小さじ1
・生姜のスライス…1片分
・梨(またはスイカ、りんご)※入れなくてもOKです…3切れほど
・好みの野菜(大根、にんじん、きゅうり、みょうが、ナス、セロリ、ゴーヤなど)…適量

作り方

まず米をでよくすすぎ、1番最初に出るすすぎ汁は、酸化した米ぬかや汚れを含んでいるので捨てます。

水キムチ

最初のを捨てたら、米をたっぷりので普通にとぐ。
その時に出る濃いとぎ汁を500mlとっておきます。

鍋に②のとぎ汁・塩・きび砂糖・生姜を入れ、火にかける。
沸騰したら火を止め、アクを取り除き、そのまま冷ましておく。

水キムチ

漬け汁が冷めたらボウルに移し、食べやすく切った野菜を入れる。
(野菜は汁から出ないように、入れられるだけ入れてOK)

水キムチ

野菜が漬け汁から浮いてこないように、皿などを上にのせて重しをし、
ボウルにラップをする。(またはふたをかぶせる)

水キムチ

そのまま常温で丸1日置き、つけ汁と野菜を食べてみて乳酸発酵したような酸味が出ていれば出来上がり。

水キムチ

食べてみて漬物のような味になっていればOK。生っぽいならもう少し漬け込む。
通常なら丸1日、蒸し暑い日なら一晩でOKです。

水キムチ

出来上がった水キムチは汁ごと保存容器に入れ、冷蔵庫で保存。冷蔵で10日ぐらい日持ちします。

水キムチ

残った漬け汁は、適量の醤油・酢・鶏肉の茹で汁・ごま油を足して、冷麺のスープにするのが定番。
最高の乳酸菌飲料です!