豚バラ肉のレッドカレー

このレシピについて

若かりし頃、バックパッカーをしていた時に、タイとラオスの国境に近い村で食べたレッドカレーが忘れられなくて、
日本で手に入る材料を集めては何度も何度も作っています。

レッドカレーは辛いけれど、グリーンカレーよりまろやかでコク深い味わい。

豚の角煮さえ作ってしまえば、あとはすべてを合わせるだけ。
とろとろになった豚バラ肉が口の中でとろけます。

時間をかけてでも作りたいと、毎回思ってしまうカレーです。

“もりくみこ”
もりくみこ

家族の体は、お母さん、お父さんの作るご飯でできている。「こだわるけど、とらわれない」を基本に、簡単シンプルレシピをお届け。

コツ・ポイント

■豚をじっくり煮込むのとは反対に、翌日のカレー作りはスピーディーに。
フレッシュなスパイスの香りを楽しむタイカレーは、30分程度で作るのが美味しさの秘訣。
■ばら肉をコトコト煮込むのが面倒、という場合は、圧力鍋を使っちゃってください。

材料

(3〜4人分)
・豚バラ肉かたまり(ブロック)…500g
・★…4カップ強
・★酒…1/2カップ
・★ナンプラー…大さじ1
・ココナッツオイル…大さじ2+適量
・にんにくのみじん切り…1片分
・しょうがのみじん切り…1片分
・レッドカレーペースト…大さじ2ぐらい(好みの辛さに調整を)
・玉ねぎ(薄切り)…1個
・トマト(みじん切り)…1/2個分
・しめじorエリンギ…1パック
・じゃがいも…3個
・ココナッツミルク…1缶
・☆ココナッツシュガー…小さじ2(好みで調整)
・☆ナンプラー…小さじ1(好みで調整)
・☆レモングラス、バイマックルーの葉生…2本/2枚

作り方

豚バラ肉のレッドカレー

【前日に】
鍋にたっぷりの湯を沸かし、かたまり肉を入れてサッとゆでる。(表面が白くなる程度)
この湯は臭みなので捨てる。

豚バラ肉のレッドカレー

肉を5cm幅のブツ切りに(焼くと縮むので大きめに)する。
油をひかずにフライパンを中火で熱し、脂身の面を下にして焼く。

豚バラ肉のレッドカレー

焦げ目をつけると肉が固くなるので、表面がこんがりする程度で◎
反対・側面も同じく焼きつけて、うまみを一気に閉じ込める。

豚バラ肉のレッドカレー

この時点で大量の脂が落とせます!
出たラードは冷蔵庫で保存しておき、炒めものに使うと美味しいです。

豚バラ肉のレッドカレー

キッチンペーパーで肉についた油をきる。
鍋に★の材料を入れ、沸いたら肉を入れて弱火にし、1時間〜1時間半ゆっくり煮込む。

豚バラ肉のレッドカレー

途中ゆで汁が少なくなったらアルミホイルやオーブンシートで落しぶたを作る。
これで肉が空気に触れず、ジューシーに仕上がる。

※グラグラさせないように常に弱火で。煮汁が半分ぐらいに減るまで煮込む。
あまりに減りすぎるようならを少し足して下さい。

肉が柔らかくなったら火を止め、そのまま冷めるまで鍋の中に放置しておく!
完全に冷めたら必ず煮汁ごと、冷蔵庫で一晩ねかす。

豚バラ肉のレッドカレー

【翌日カレー作り】
スープがすっかり冷えると表面に大量の白い脂が浮くので、スプーンですべて取り除く。
鍋をきれいに洗う。

豚バラ肉のレッドカレー

新しい鍋またはフライパンに、オリーブ油・にんにく・しょうがを入れ弱火にかける。
香り立ってきたらカレーペーストを加える。

豚バラ肉のレッドカレー。

焦がさないように注意しながら、ペーストと油がなじむまで弱火でじっくり炒める。
これでスパイスのうま味を油に移します。

豚バラ肉のレッドカレー

よ〜くなじんだら玉ねぎを加えて火を強める。
必要であれば油(分量外)を少々足して、玉ねぎ全体に油をなじませる。

豚バラ肉のレッドカレー

弱火でゆっくり炒めるのではなく、中火で揚げるように炒めます。
フライドオニオンを作るような感じ。
焦がさないように注意!

豚バラ肉のレッドカレー

玉ねぎの水分が飛んで半量以下までカサが減ったら、トマト・しめじを加え炒め合わせてから、ココナッツミルクを注ぎ入れる。

豚バラ肉のレッドカレー

豚のゆで汁1カップを注ぎ、豚肉と材料☆を加える。
汁が足りなければ、さらにゆで汁を足して、具材全部が完全に沈む量にする。

煮立ったら弱火に戻し、20分ほど煮込む。(長く煮込まない!)
必要であればナンプラーと塩こしょうで味を整えて完成!

レッドカレー

じゃがいもはレンジで蒸かすか塩茹でして皮をむき、大きければ半分に切って、食べる直前に鍋に加える。
出来上がり。

レッドカレー

パクチーやミントの葉など、お好きな薬味をたっぷりかけて食べます。

レッドカレー

玉葱&トマトの溶け込んだスープがまろやか。
具はシンプルに豚バラ・しめじ・じゃが芋だけ。
スープの旨味が引き立ちます。