このレシピについて
お砂糖なしでもこの甘さ!
りんごが美味しい季節にわが家で毎年作る、体に負担をかけないアップルパイのレシピです。
ノンシュガーでも甘く仕上げる秘密は、「塩」。
塩をほんの少し加えてりんごを煮詰めることで、
砂糖を使わなくても甘さを最大限に引き出し、
濃縮させることができます。
がっつり甘いスイーツではありませんが、
子供や妊婦さんにはこのくらいが丁度いい甘さなのかもしれませんね。
大人はこれを機会に「素材の味」を感じられるように
自分の舌をリセットしてみるのもいいでしょう。
自分の目でみて、つくるごはんは、おいしい、しあわせ。
家族の体は、お母さん、お父さんの作るご飯でできている。「こだわるけど、とらわれない」を基本に、簡単シンプルレシピをお届け。
コツ・ポイント
■ジャムを砂糖なしで作るコツは、塩とシナモンとラム酒。
特に重要なのが「塩」です。
少しのコツさえ分かれば砂糖を使わなくても素材の甘さを最大限に引き出し、
濃縮させることができます。
材料
(20cm前後のパイ皿、またはタルト型1台分。)作り方
【りんごの葛煮を作る】
鍋にいちょう切りにしたリンゴとレーズンを入れ、塩をまんべんなくまぶす。(両手で全体を混ぜる様に)
ラム酒とシナモンをふり、好みでメープルシロップを入れ、そのまま10分ほど置いてリンゴから水分を引き出す。
鍋を中火にかけ、煮立ったら火を弱めてフタをし、りんごがくったりと柔らかくなるまで10分ほど蒸し煮にする。
水けが多い場合は、少し煮詰めて水分をとばす。
リンゴが柔らかくなったら水溶き葛粉をまわし入れ、全体にとろみをつけて完成。
パイに詰めずに、これだけで食べても濃厚で激ウマなのです。
「ほんとにノンシュガーなの?!」って、贈り物にも喜ばれます
【パイ生地を作る】
ボウルに粉類と塩を入れ、混ぜる。
そこに油を入れ、フォークで混ぜながら粉をぽろぽろのそぼろ状にする。
(ココナッオイルやバターを使う場合は、刻みながら混ぜる。)
水を加えて練らないように手でまとめる。
手で平らに伸ばしたら二つ折にし、また伸ばして二つ折を3~4回繰り返す。これでサクサク感が生まれます。(画像は全粒粉入り)
生地を2等分してラップをし、冷蔵庫で20分ほど冷やす。
ラップを広げ、麺棒に粉をまぶし、生地を1個つづ伸ばす。
1枚はパイ皿に敷く。(ラップごと裏返して型にのせると楽に敷ける)
【パイを仕上げる】
りんごの葛煮が完全に冷めたら、パイ生地にすべて流し入れる。(山になるぐらいたっぷりと詰めて)
上からもう1枚のパイ生地をかぶせ、伸ばしながら端を合わせたら、
焼き途中に生地が開かないようにフォークで端をくっつける。
生地のてっぺんにナイフで切り目を入れて空気穴を作る。
上にかぶせる生地は、編み目状にしてもよいです。
200度に予熱したオーブンで10分、180度に下げて20〜30分焼く。
生地が色づき、良い香りがしてきたら焼き上がり。
全粒粉で作るとこんな感じ。
焼きたてをいただきましょう!
冷めたものを食べる場合は、トースターで温め直して食べて下さい。